初めてのクレジットカードは審査に落ちやすい?原因と申し込みの注意点を詳しく解説

クレジットカードを作りたいけど初めての人は審査に通りづらいって聞いたことがある方はいますか?
クレジットカード初心者の方は自己破産履歴がなかったり、支払いを遅れたりするようなことはなく安心して申し込めるように思えますが、意外とクレカ初心者の方のほうが審査に通りにくい場合があります。
今回はなぜ初心者が審査に通りにくいのか、審査に通るにはどうすればよいのかに関して詳しく解説し、初心者向けのクレジットカードについても紹介します。
絶対作りたいクレカがある人も何でもいいという人も、この記事を読んでまずは一枚クレカを発行してみましょう。

初めてのクレジットカードはなぜ審査落ちしやすいのか


初めてのクレジットカードなら信用情報に傷がないから大丈夫と思いがちですが、実はそうではない場合もあるのです。
原因は以下のようなものがあります。

・ クレジットヒストリーがないから
・ 年齢が高めだから
・ 職業や勤続年数、年収によるもの
・ 審査書類にミスや虚偽の内容がある

ではケース別になぜ審査に通りにくいのか詳しく見ていきましょう。

クレジットヒストリーがないから

クレジットヒストリーがないと審査に落ちてしまう理由、それは他と比べて信用に足る情報がないからです。
クレジットヒストリー(クレヒスとも呼ぶ)とはクレジットカードやローン契約の際の個人情報や取引履歴を表すものです。
日本にある3つの信用情報機関に情報が登録されており、各カード会社はそこから信用出来るのか情報を確認しています。
確認できる情報がない以上、信用することはできませんよね。
そのため若いうちからクレジットカードを作り、クレジットヒストリーを作ることをおすすめします。

年齢が高めだから

年齢が高い方は審査の際に不利になる可能性があります。
また、若い時に自己破産をしたことがあると思われてしまうからです。
自己破産した場合は、クレヒスに自己破産したという履歴が残ってしまうのですが、その情報は5年ほどで履歴が消えてしまいます。
若い時に自己破産した30歳の人と今までクレジットカードを使ってこなかった30歳の人では、表面上何も違いがないのです。
そのため年齢が高めの方は初めてのクレジットカードの審査に通りづらくなってしまうのです。

職業や勤続年数、年収によるもの

定職についておらず勤続年数も短いという方は、安定した収入が確保できていないかもしれないからです。
あたりまえですが、クレジットカードはきちんと支払いができそうな方にしか発行されません。
そのため、職業や勤続年数、年収は審査する情報としてかなり重要になってきます。
また、収入がそのカードの審査基準を満たしていない場合も当然審査に落とされます。
例を挙げるとすると今流行っているユーチューバーがこれに当てはまります。

一時的に人気が出て年収が2000万円などと稼げていたとしても職としては安定しているとは言えませんし、将来的に継続して稼げるかどうかは分からないのでその時の年収だけではなく職業と勤続年数も同時に判断されます。

学生は審査に通らない?

学生の場合は、親に保護されているためアルバイトで稼いでいる場合でも審査に通る可能性があります。
生活を親に支えられている学生は、もし支払いができないような状態になっても親が保証人となってカバーしてくれるため、問題なくカードが発行されることが多いです。(カードの種類による)
さらに、学生の頃からカードを利用してくれれば大人になってもそのままカードを利用し続けてくれる可能性があるので、カード会社は積極的に学生にカードを発行します。
学生のうちにクレヒスも作れますしね!

審査書類にミスや虚偽の内容がある

申し込みの際に書類にミスや虚偽の内容があると審査には通りません。
クレジットカードは信用があっての取引であるため、書類にミスや虚偽の内容がある人を信用しようとはしないからです。
書ける項目はしっかりと記入・入力し、年収を偽るなどの行為は絶対にやめましょう。
すべての項目が入力し終わったら必ず一字一句間違いがないかの確認をおこなってください。
電話番号が間違っていると、在籍確認の電話がかけられないので特に注意しましょう。

審査に通りやすいクレジットカードは?

絶対と断言はできませんが、年会費が有料のカードよりも年会費が無料のカードのほうが審査に通りやすいことが多いです。
年会費無料のカードであれば、学生や専業主婦の場合でも審査に通りやすくなります。
さらに初めてクレジットカードを作るという方は、作ってみたら意外と使わなかったということもあるでしょう。
その場合年会費無料のカードであれば、使わないのに年会費を払うという無駄な出費を抑えることができます。
クレジットカードが初めての方には年会費無料のカードに申し込む事をおすすめします。

多重申し込みは厳禁!

短期間で一度に何枚ものカードに申し込みをする行為(多重申し込み)もあまりよくありません。
なぜなら、発行した何枚ものカードを利用して貸し倒れにされるのではないかとカード会社から疑われ、審査が厳しくなってしまうからです。

あなたがクレジットカードに申し込みをしたという記録は信用情報機関に約6か月間残っています。
その期間に何度も申し込みをしてしまうと多重申し込みとして判断されてしまいます。
最近では入会キャンペーンが充実したクレジットカードも多いため、キャンペーン目的で発行されるのではないかと思われる場合もあるので、多重申し込みは控えましょう。

審査に落ちた後はどうするべきか

審査に落ちてもあきらめられない、どうしてもクレジットカードが欲しいという方はいるはずです。
そんな方はこれから紹介する方法に挑戦してみてください。

キャッシング枠を利用しないようにする

これは意外と大切で、申し込みの際にショッピング枠とは別にキャッシング枠の設定をしますが、その際にキャッシングを利用しないように設定していれば少し審査に通過する確率が上がります。
理由は、キャッシングは現金を直接貸すサービスであるため、審査が厳しくなってしまうからです。
キャッシングとは、クレジットカードに付帯しているサービスで、必要な時にATMで現金を借りることができるという便利なサービスです。
便利な分金利が高いため返す能力がないとどんどん返済額が膨らんでいってしまいます。
そのため、返す能力があるかどうかといった年収や職業面を厳しくみられることになるのです。
そのため審査に通りやすくするにはキャッシング枠を設定しないことが重要になります。

審査基準が低いカードに申し込む

「どうしても欲しいクレジットカードがあり、審査難易度が高いクレジットカードに申し込みをしてしまったが審査に落ちてしまった。」という方がやるべきなのは、まず審査基準が低いカードを発行しましょう。
そこでおすすめなのが流通系のカードや消費者金融系のカードです。
このようなクレジットカードは審査に通りやすいとネットでよく評判になっています。
そのため初めての審査に落ちてしまった場合はこのような種類のカードに申し込むことをおすすめします。

昇進してから再度申し込みをする

もし収入や勤続年数が審査基準に足りていない場合は、収入を上げたり勤続年数を増やす努力が必要です。
収入がアップすれば、返済能力が信用され審査に通りやすくなる可能性があるからです。
ですが、人によって収入アップなどや昇進は数年でできることではないので、上記のような対策からおこなうことがおすすめです。
欲しいクレジットカードがあるから仕事を頑張って収入を上げるというのは欲しいものもが手に入るかもしれないし、生活も豊かになるので取り組む姿勢としては目指しても悪いことではないですね。

定職に就く

そもそも仕事をしていないのであれば定職に就くことが大切です。
定職についてもいい年齢なのに仕事をしていないと返済能力がないとみなされるためです。
例えば、夫が働いて稼いでくれているという専業主婦の方なら審査に通るかもしれませんが、独身で仕事をしていないという場合は即刻仕事につくことがクレジットカードを手に入れる近道です。

初めてでも審査に通りやすいおすすめのクレジットカード

最後に、初めての申し込みでも審査に比較的通りやすいクレジットカードをご紹介します。

オリコカード・ザ・ポイント

最初に紹介するオリコカード・ザ・ポイントはポイントが貯めやすいクレジットカードです。
100円利用ごとに1ポイントが貯まります。
さらに、入会から6か月間はポイントが2倍になります。
しかも年会費は無料なので申し込みやすいカードでしょう。
ポイントは、貯めやすいだけでなく、色々なものに還元できます。
500ポイントからならAmazonやiTunesギフトコード、ファミリーマートのお買物券等に交換することができます。

アコムACマスターカード

アコムACマスターカードは年会費が無料でアルバイトか定職かどうかに関係なく働いていれば申し込むことができます。
さらにアコムACマスターカードなら最短即日のスピード発行が可能です。
このカードは申し込みをする前に3秒診断という診断をすることができます。
この診断で年齢・収入・他社ローン残高を入力すれば一瞬で発行できる可能性を確認できます。
「お借り入れできる可能性が高いです」と表示されればクレジットカードを発行できる可能性が高いです。
ただし、これは簡易的な診断なので絶対に審査に通るとは断言できません。

初めてのクレジットカードが急に必要になった場合はこのカードがぴったりかもしれません。

楽天カード

こちらはCMでもよく目にするのでご存知の方も多いと思います。
楽天カードは日本で一番支払いに利用されているクレジットカードです。
なんとカードの発行枚数は1000万枚を軽く超えています。
楽天カードも年会費が無料で100円につき1ポイントが貯まる高還元寄りのクレジットカードです。
楽天スーパーポイントは楽天加盟店にて1ポイント1円として支払いに利用することができます。
楽天ポイント加盟店には、ミスタードーナツやマクドナルドなどの有名店も多いので色々なところで利用することができます。

三井住友VISAクラシックカード

こちらは日本で初めて発行されたVISAカードです。
年会費は初年度無料ですが、二年目からは1250円(税抜)がかかってしまいます。
しかし、一年間の利用金額が300万円以上になるか、マイペイリボに登録して年1回以上リボ払いを使えば無料になります。
正直クレカ初心者の方にはちょっと高いハードルかもしれませんが、カード自体のサービスは年会費がかかっている分良いものとなっています。
また、銀行系カードなのでステータスとしてはまずまずな評価が得られるでしょう。

一度ダメでもあきらめずに申し込もう!

Group of hands holding credit card convenience life in aerial view


もし、審査に一度落とされてしまった場合でも自分の信用情報を見直して他のカードに利用の申し込みをしてみましょう!
あなたがまだクレジットカードを持っていない学生であるならば、学生という特権を利用して今のうちにクレジットカードを持っておき、クレヒスを蓄積しておきましょう。
皆さんがクレジットカードの審査に通ることを願っています。

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