イオンカードとは、イオンクレジットサービス株式会社が発行しているクレジットカードを指します。
イオングループのお店で利用できる特典が充実しているため、普段からイオングループを利用している人は絶対持っておくべきカードだといわれています。
さまざまなメリットや魅力的なポイントから非常に人気を高めており、最近ではCM等も多く放映されています。
そのため、イオンカードが気になっている人も多いのではないでしょうか?
こちらの記事では、そんな人気のイオンカードを持つメリットやデメリットについて詳しく解説していきます!
イオンカードを作ろうか迷っている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
イオンカードを持つメリットは?
さて、イオンカードが何なのかを理解していただけたでしょうか?
続いては、もっと深くイオンカードについて学んでいきましょう!
まずはイオンカードを持つメリットについて順番に紹介していきます。
イオンカードの年会費は?
クレジットカードを持つにあたってまず気になるのは年会費についてですよね。
ですが心配はご無用です。
なんとこのイオンカード、そのほとんどが無条件で年会費が無料になるんです!
非常に充実した機能に対して年会費が無料というのはびっくりです。
また、以下2種類のイオンカードでは年会費がかかります。
・JQ SUGOCA(1年で1度も利用しなかった場合)
・JMB JQ SUGOCA(1年で1度も利用しなかった場合)
しかしながら、この2種についても1年で1回でも利用すれば年会費が無料になりますので、事実上イオンカードはすべて年会費無料だといってよいでしょう。
家族カードの年会費も無料!
イオンカードは家族カードを3枚まで作ることができ、これも年会費が無料です。
サービスの内容は本人カードとほとんど同じで、家族カードで貯めたポイントを本人カードにまとめることができるという点が大きな特徴です。
ひとりひとりでポイントを管理するのが面倒…なんて場合は家族カードをつくることをおすすめします。
ちなみに、一部のイオンカードでは家族カードを作れないものもありますので、家族カードの作成を検討している方はあらかじめ確認しておきましょう。
ETCカードの年会費も無料!
ETCカードも一般的なクレジットカードに付帯されることが多いですよね。
イオンカードならこのETCカードを年会費無料で申し込むことができます。
車を持っていて、なおかつ高速道路を頻繁に利用するという方はETCカードを持っていた方が時間の短縮になりますよね。
また、イオンカードではETCゲートで車両が損傷してしまったという場合の保険もついています。
適用されるのは年1回だけで金額にも上限はありますが、持っておく安心材料の一つとして覚えておきましょう。
イオンカードの還元率は?
イオンカードの還元率は、通常時は0.5%となっており、特段高いというほどではないかもしれません。
しかしながら、イオングループにおける特典がすごいことになっているのです!
主な特典は以下の通りです。
・イオングループの店舗でカードを利用する場合はいつでもポイント2倍(還元率1%)
・毎月10日は「ありが10デー」のためポイント5倍(還元率2.5%)
・毎月20日と30日は「お客様感謝デー」のため5%オフ(還元率5%)
・55歳以上の利用者は毎月15日に「G.G感謝デー」で5%オフ(還元率5%)
・イオンシネマの映画料金が一般料金から300円引き
・火曜日に3,000円以上利用すると100WAONポイントをプレゼント
これらの特典、どれを見ても相当魅力的ですよね!
イオンをしょっちゅう利用する人にとっては必要不可欠なクレジットカードであるといえます。
ただ、イオングループの店舗以外で利用する場合は還元率が平凡なカードですので、ポイントをたくさん貯めたい!という方はイオンで利用するためのサブカードとして持つことがおすすめです。
貯めたポイントはどのように使えるの?
イオンカードが属するポイントプログラムは「ときめきポイント」です。
主なポイントの使い道としては、商品券やWAONとの交換が挙げられます。
普段自分がよく使うものの中から最も交換レートが優れているものを選ぶのが良いでしょう。イオングループの店舗をよく利用する人でしたら、WAONへ交換することが一番おすすめです。
ただ、ポイントを交換する際に一点注意すべきことがあります。
それは交換できる商品券の中には交換手数料がかかるものがあるということです。交換手数料をかけてしまうと還元率が0.5%を下回ってしまうため、お得さを優先するのであれば交換手数料を事前に確認し、かからないものを選びましょう。
国際ブランドはどれが選べる?
イオンカードで選べる国際ブランドは一般的なクレジットカードとほぼ同じで、VISA、JCB、MasterCardの3つの中から選ぶことができます。
基本的にイオングループの店舗ではどの国際ブランドでも利用できますので、お好きなものを選んで問題ないでしょう。
しかしながら、専門店によっては使えないということも考えられるため、特にこだわりのない人はVISAを選んでおけば無難だといえます。
あるいは、完全なサブのクレジットカードとして利用していくというのであれば今持っていない国際ブランドを選ぶというのも一つの手です。
いずれの国際ブランドでもうまく使うことができますので、自分に合ったブランドを選びましょう。
ショッピング保険はどのくらい充実?
イオンカードにはショッピング保険が付帯しており、これの充実具合で業界を騒がせています。
5,000円以上の商品を対象とし、破損や盗難の被害を受けた場合に最高50万円、180日間まで補償を受けることができます。
一般的なクレジットカードのショッピング保険の補償期間は90日間程度ですが、イオンカードはその倍ですので相当長いものなのです。
パソコンやデジカメ、スマートフォンなどの高額かつ壊れやすい商品などにももちろん適用されますので、イオングループの店舗で対象となる商品を購入する場合にはたいへん心強いですよね。
保険金を請求する際に必要なものは?
では、イオンカードのショッピング保険を利用するためにはどのような準備が必要なのでしょうか。
保険金を請求するのに必要な書類としては以下のものが挙げられます。
・保険金請求書
・事故証明書
・(破損の場合)修理額の見積もり
・損害品の明細書
・損害額を証明できる書類
・イオンカードの売り上げ票
これらのものを、破損や盗難などの商品事故が起こった日から30日以内に揃えて申請する必要があります。
保険金請求書や事故証明書に関しては商品事故の届出をした際に保険会社から送付されますので、必要事項を記入して返送します。
また、一点注意してほしいのがイオンカードの売り上げ票についてです。普段まめにレシート等の管理をしていない人はいつものように捨ててしまいがちですが、保険金を請求するためにはイオンカードで購入した証明をする必要があります。したがって、5,000円以上の商品を購入した際には万が一の事態に備えて約半年間は売り上げ票を保管しておくのが良いでしょう。
保険金が支払われないケースは?
非常に充実しているイオンカードのショッピング保険ですが、すべての買い物に対して適応されるというわけではないので注意が必要です。
ショッピング保険が適用されないケースとしては以下のような場合が挙げられます。
・5,000円未満の商品
・商品を引き渡す前に発生した事故
・商品の機能に支障をきたさない程度の損害(塗装のはがれなど)
・家族以外に商品を貸している期間に発生した障害
ショッピング保険の申請を急ぐ前に、自分のケースが上記にあてはまっていないかどうかを必ず確認しておきましょう。
イオンカードのデメリットはあるの?
さて、ここまでさまざまなイオンカードのメリットを説明してまいりましたが、果たしてデメリットはあるのか疑問に思いませんか?
もちろんイオンカードには良い側面もあればそうではない部分もあるようです。
ここからはイオンカードが持つハードルについて解説をいたします。
海外旅行傷害保険は付帯していない
基本的に、ほぼすべてのイオンカードには海外旅行傷害保険は付帯しておりません。
VISAやJCBなどの国際ブランドを選べますので海外でももちろんお買い物ができますが、旅行傷害保険が付帯していないとなると旅行や出張時のメインのクレジットカードとして利用するのには向かないかもしれません。
また、イオンゴールドカード、イオンSuicaカード、KNTカードの3種類に限っては海外旅行傷害保険が付帯します。しかしながらその内容はお世辞にも充実しているとは言い難いため、やはりすべてのイオンカードに共通して海外利用時はメインカードとしてではなくサブカードとして利用することがおすすめでしょう。
還元率はいたって平凡
イオンカードはイオングループの店舗でお買い物をする際には高いポイントの還元率が魅力ですが、他の店舗で利用した場合の還元率が0.5%と平凡であることもデメリットとして挙げられることがあります。
0.5%というと他のクレジットカードと変わらない数字であり、利用シーンによってはより高い還元率のカードも複数存在しています。
しかしながら、イオングループの店舗で使えばいつでも還元率が1%超えであることに加え、割引デーに利用すれば最大で5%オフになることもあります。
したがって、お得にイオンカードを活用するためには、その利用シーンを使い分けてイオングループの店舗でお買い物をするときのみに利用するのが最適でしょう。
イオンカードはどれを持つべき?
イオングループで利用するのに最適なイオンカードですが、その種類はさまざまです。
特典の違いも多く、自分に合ったイオンカードを選び出すのは難しいですよね。
そこで、ここまで紹介してきたポイントを踏まえて筆者が選んだおすすめのイオンカードを2種類ご紹介します!
WAON一体型カードがお得?
イオンカードは大きく2つに分けることができ、その違いはWAONが付帯しているか、していないかです。
筆者がおすすめするのはWAON一体型のイオンカードです。
イオングループの店舗でお買い物をする際にはやはりWAONがあった方が圧倒的に便利でしょう。
WAONは利用するのに年会費などがかかりませんので持っていても損をすることはありませんし、貯まったWAONポイントをお買い物に利用することもできますのでお得になる機会は多いです。
さらに、電子マネーであるWAONを決済に利用することで時短につながります。イオンにはWAON専用のレジもありますので、レジが混雑しているときでも比較的待ち時間が短くて済むのです。
もし本格的にWAONを利用していきたいという方は、WAONをクレジットカードからチャージすることでポイントがもらえる「イオンカードセレクト」がおすすめです。
イオンゴールドカードの使い勝手は?
クレジットカードを頻繁に利用する人であれば、イオンゴールドカードを持つことを考えても良いかもしれません。
以下の条件のどれかを満たすことによってイオンゴールドカードに招待してもらえることがあります。
・クレジットカードの1年間の利用額が100万円以上
・クレジットカードの利用額の合計が500万円以上
・クレジットカードの1年間での利用件数が120件以上、かつ1年間の利用額が80万円以上
・直近1年以内でのイオングループの店舗のみの利用額が60万円以上
イオンゴールドカードの機能は基本的には通常のイオンカードと同じですが、海外旅行傷害保険をはじめとした付帯保険が充実していたり、空港のラウンジが利用可能になったりします。
年会費が無料でゴールドカードを持てるというのはなかなかありませんので、イオングループの店舗を頻繁に利用するうえでゴールドカードを持ちたいという方はイオンゴールドカードを検討してみてはいかがでしょうか。
気になるイオンカードの総合評価は?
イオンカードはズバリ、イオングループの店舗を利用する方であれば必須の優秀サブカードです!
特に毎月20日・30日におこなわれている5%オフは非常にお得です。
というのも、一般的に還元率が高いと言われているクレジットカードですら2%程度ですので、5%オフになるというのは破格の数字なのです。
また、上記のお客様感謝デー以外の日の還元率は普通ですので、お買い物用のサブカードとして利用するのに最適であるといえます。
賢くクレジットカードを使いこなしてお得な毎日を送るためにも、まだイオンカードをお持ちでない方は早めに申し込むことをおすすめします!