クレジットカードの更新方法とは?有効期限前に確認したいことを徹底解説

この記事にたどり着いた方は、現在利用しているクレジットカードの有効期限が切れそうで焦っている方か、興味本位でカードの更新方法を調べた方だと思います。
まず一言いうと、どちらの場合でもゆっくり焦らずに記事を読んでもらって大丈夫です。
現在焦っている方は「いや、だって有効期限月になったのに」と思うかもしれないですが、大丈夫な理由は読んでいるうちにわかります。
ということで、今回はクレジットカードの有効期限が近づいたときの更新方法に関して、注意するべき補足情報とともに詳しく解説していきます。

更新方法を確認する前に

クレジットカードの更新方法の前に簡単にカードの更新に関して解説します。

なぜクレジットカードには有効期限があるのか

カードの有効期限には以下のような意味があります。
 カードの劣化を防ぐため
 防犯のため

カードの劣化を防ぐため

一部金属で出来た高ランクなカードも存在しますが、一般的にクレジットカードはプラスチックで出来ているものがほとんどです。
そのため、長年使用していると劣化して破損してしまったり、ICが正常に反応しなくなったりと問題が起きる可能性があります。
それを防ぐために有効期限が切れると新しく発行するカードと切り替えるようになっています。

防犯のため

クレジットカードを悪用した犯罪は後を絶ちません。
そのため、カード会社は対策としてカードの防犯対策をおこなうようになります。
カードを更新するときに発行するカードは最新の防犯対策が備わっているため、不正利用に対して有効的になります。
有効期限がなければカードが変わらないので、いくらカード会社が最新の対策をしても利用者にのカード本体には反映されません。
そのような理由もありクレジットカードには有効期限が付けられています。

有効期限の確認方法

クレジットカードの有効期限はカードの表面を見れば一瞬でわかるようになっています。
カード番号の下あたりに「08/23」、「08/’23」といったように数字が書いてあります。
その数字が有効期限で、最初の2桁が有効期限月で、後ろの2桁が有効期限年です。
この場合「2023年8月末まで有効」ということになります。
有効期限の見方はどのカードも共通なので覚えておくと便利です。

更新料・発行手数料は無料

カード更新の際に更新料や発行手数料がかかるのか心配になる方もいるかもしれませんが、それらの料金はカード会社側が負担してくれるので一切かかりません。
ですが、年会費がかかるカードの場合は1年に1回年会費の支払いが必要になります。

更新方法はあまり知らなくても大丈夫

ではみなさんが一番気になるであろう更新方法に関してですが、基本的に更新方法はありません。
更新方法がないというのは、有効期限が近づくと勝手にカード会社からカードが発行されるからです。
そのため、更新手続きをしなくてカードが利用できなくなるというようなことはありませんのでご安心ください。

しかし、一部「クレジットカードが更新できない。」または「自宅に届かない。」ということもあるので、その場合に関して以下で詳しく解説していきます。

新しいクレジットカードが受け取れなかった場合の対処方法

もしクレジットカードが更新されなかった場合、どのようなパターンがありどうすれば良いのでしょうか。

発送・配達時に問題があった

配達関係の問題に関しては対処次第で問題なくカードを受け取ることが可能です。

自宅に不在で受け取れなかった場合

カードは本人が自宅にいないと受け取ることができません。
というのも、カードを一度でも発行したことがある方ならわかると思いますが、カードは書溜等の状態で郵送されて来ます。
そのため、「ポストに入れて終わり。」ではなく直接手渡しになり、不在でそれができない場合は代わりに不在票が入っています。
不在票に気づいたら早めに再配達を頼んでカードを受け取るようにしましょう。

保管期間を過ぎた場合

これは配達され、受け取ることができなかったが、不在票にも気付かず郵便局等での保管期間を過ぎてしまった場合です。
郵便局での保管期間を過ぎると、一旦カード会社の方にカードが返送されます。
そうなると郵便局に問い合わせてもカードは届かないため、カード会社に連絡をし、再送してもらう形になります。
再送を依頼するのは少し面倒なので、有効期限が近づいてもカードが届かなかったら、不在票が紛れていないかしっかり確認をしましょう。

住所変更を届け出ていなかった

引っ越しの際にカード会社に住所変更を届け出ていなかった場合も再送になることがあります。
カード会社は利用者の住所変更を把握していない場合、旧住所にそのまま郵送するので気づかない間にカード会社に返送されます。
そうなった時は、先程と同様にカード会社に連絡して新しい住所に再送をお願いしましょう。
こういったことにならないように情報の変更がある場合はその都度登録情報を更新しましょう。

上記3点のような状況のまま放置してしまった場合

カードの更新期限に完全に気づかなかったか、後回しにしていて放置してしまった場合は一番面倒なことになります。
というのも、この場合カード会社に返送されたカードが破棄されている場合があるためです。
もし長期間対応せずに放置してしまった場合は、気づいた時点で急いでカード会社に連絡をしましょう。
その際は本人確認用としてカード番号も必要になるため、有効期限が切れていたとしても旧カードは残しておきましょう。

一度もクレジットカード決済を使わなかった

年会費無料のカードの場合は、有効期限まで一度もカード決済をおこなわないと新しいカードが発行されない(強制退会させられる)ことがあります。
カードに付帯している優待が便利だからと年会費無料のクレジットカードをサブカードとして持っている方は多いと思いますが、数年間一度もカードを使わないとカード会社の利益にならない客だとみなされるため、強制退会させられることがあります。
もし有効期限を更新したいカードである場合は、少なくとも年に1回はそのカードを利用してカード会社にカードの必要性をアピールしましょう。

更新の際の審査に通らなかった

新規でクレジットカードを発行する際は基本的に審査があり、その審査に通るとカード発行がされますが、更新時にもカード会社は再審査をおこなっています。
長期間の滞納や支払いの遅れがある場合はカードが新しく発行されないことがあります。
また、個人の信用情報は各カード会社に共有されるので、滞納や支払いが遅れていない別のカードが更新されなくなるという場合も可能性としては考えられます。

事前発行なら安心

JCBなど有効期限前に事前発行が可能なカードもあります。
有効期限月の前後に長期間の旅行などがあり、長い期間家を不在にする場合は、事前にカード会社へ連絡をして事前発行をお願いしましょう。
有効期限の3ヶ月前から発行を受け付けているところもあるので、有効期限を気にしつつ余裕を持った更新をおこなうように心がけましょう。

新しいカードが届いたらやるべきこと

カードが届いてもまだやることは残っています。
ここでの工程が非常に大切なので最後までもう少しお付き合いください。

新しく届いたカードが使えるか確認する

めったにないのですが、新しく届いたカードが磁気不良などによって利用できない場合があります。
そうなると手元に残るのは有効期限が迫った旧カードのみになります。
このままではいずれクレジット決済が使えなくなってしまうため、早めに新しいカードが使えるか確認して、使えないとわかった場合はすぐにカード会社へ連絡しましょう。
この工程をおこなわないと次のステップにもいけないため大切です。

期限切れのカードは絶対処分する

新しく届いたカードが利用可能なことが確かめられた場合は、古いカードは用済みなので一刻も早く処分しましょう。
有効期限が切れていなくても新しいカードは使えるので古いカードは持っている意味がありません。
それどころか不正利用のリスクを高めてしまうだけになります。
そのため、カードが届いたらはさみで粉々に切り刻むか、ICカード等を処分できるシュレッダーにかけて元に戻せないようにしてください。
特にICチップの部分など情報が入っている部分は念入りに粉々にした方が安全です。
さらに念を入れたい方は、捨てるゴミ袋を2,3枚に分ければもう大丈夫でしょう。
ちなみに、ETCカードも新しく更新されて届くので同様に処分しましょう。

自動引き落としの更新をする

これは特にネットショッピングでの内容になります。
更新後もカードの番号は変わりませんが、有効期限が変わるためネットショッピングの支払いに登録していた情報が古くなります。
有効期限に加えて、カード裏面に記載されているセキュリティーコードも変わっているので、それらの情報更新が必要になります。
これらの情報を更新しないままにしておくとカード払いでネットショッピングが利用できなくなってしまいますのでご注意ください。

カード利用条件の確認をする

有効期限が更新されたカードが届いた際には、一緒にカードの利用条件も再確認しておきましょう。
特に注意するべき点は、支払い方法の確認です。
タイミングによってはキャンペーンと重なり、自動リボ払いに支払い方法が変更になっている場合があります。
自分ではやっていないのにこのようになっていては、手数料等で大損をしかねないので、カードが届いたら更新内容の確認も忘れずにおこなってください。

カード裏面への署名は絶対忘れない

意外と忘れがちなのが、カード裏面への署名です。
カード裏面への書面がない場合、2つ問題があります。
1つ目は、カードを利用できないということです。
クレジットカードを利用する際はカード裏の署名がないと本人確認ができないためお店側から署名を求められることもあります。
2つ目は、カードを不正利用された際の被害額を負担してもらえなくなるということです。
こちらはかなり困りますね。
カード裏面への署名がないと保険が適用されないので、漢字できちんとフルネームで名前を書くようにしましょう。

カード会員から退会したい場合

もしかするともう更新しなくていいと思って、この機会にカード会員から退会したいという方もいるかもしれないので、最後にその方法について解説します。
カード会員から退会する場合はクレジットカードの裏面か、カード会社の公式ホームページにある番号に電話をかけます。
音声ガイダンスに従って進めていくと、最後にオペレータースタッフへと繋がります。
そこで退会の旨を伝えればそれだけで退会完了となります。
たまにカードの退会理由を聞かれる場合もありますが、その答えでどうなるというものではなく今後の参考にされるだけなので正直に答えても問題ないです。

更新方法が分かればもう安心!

この記事を読み始めた頃は焦っていた方も今は安心しているのではないでしょうか。
今回述べてきたように、クレジットカードの更新方法というのは特になく、待っていれば勝手に郵送されてきます。
ただし、個人の利用状況によっては自宅に届かない場合もあるのでその場合は記事の中で紹介したように対処しましょう。
では、みなさんの新しいカードが無事に届くことを願っております。

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