ダイナースクラブカードの特徴と、メリット&デメリットを紹介

ダイナースクラブカードは、「三井住友トラストクラブ株式会社」が発行するクレジットカードです。

世界で一番初めに出来たクレジットカードと言われています。

皆さんご存知の「アメリカンエキスプレス」と1位2位を争うステータスカードの代表格で、日本国内に限らず、世界中に通用するクレジットカードブランドです。

ステータスの高さの象徴として、このクレジットカードは利用限度額に制限がありません。

その代わり、年会費が高い、ポイント還元率が低いなどのデメリットがありますが、ポイントはマイルに交換でき、マイル付与率は1%なので、マイルに交換するのであれば還元率は悪くありません。

さらに、グルメ、トラベル、エンターテイメントのサービスが非常に充実し、他のカードでは味わえないような特別な体験があなたを待っています。まさに「最高峰のステータスカード」にふさわしい特典ばかりです。

今回の記事では、ダイナースクラブカードが他のクレジットカードと比べてどう違うのか、使う上でのメリット・デメリットは何か、について詳しく説明していきます。

ダイナースクラブカードの概要

基本情報

・還元率 : 0.4%

・マイル付与率 : 1%

・国際ブランド : Diners Club

・利用限度額 : 無制限

・年会費 : 22,000円(税抜)
※2年目以降の年会費も22,000円(税抜)です。

・ETCカードの年会費 : 永久無料
※2年目以降の年会費も無料です

・発行手数料 : 無料
※家族カードの発行手数料、ETCの発行手数料 も無料です

・発行資格 : 27歳以上

・支払い方法 : 1回払い、ボーナス払い、リボ払い、に対応

・支払い日 : 15日締め翌月10日払い

・リボ払い金利 : 15% , キャッシング金利 : 15~20%

・海外利用時手数料 : 1.3%

ポイント

・付与されるポイントの名称 : ダイナースクラブ リワードプログラム

・ポイント有効期限 : 無制限

・ポイントレート : 100円ごとに1ポイント付与

・ポイント交換
「ANA SKYコイン」 : 1,000ポイント → 400コイン
「楽天スーパーポイント」 : 2,500ポイント → 1,000ポイント
「Amazonギフト券」 : 5,000ポイント → 2,000円分
「各種商品券」 : 5,000ポイント → 2,000円分
「ANA、デルタ、UA等各種マイル」 : 1ポイント → 1マイル
※その他各種商品など、たくさんのポイント交換先あり

電子マネー

・クレジットカードに付属する電子マネー : なし

・ダイナースクラブカードでチャージ可能な電子マネー
→楽天Edy, モバイルSuica, SMART ICOCA(これら3つのいずれもポイント付与対象外)

・ダイナースクラブカードでチャージ不可能な電子マネー
→nanaco, PASMO, WAON

ダイナースクラブカードのメリット

「最高峰のステータスカード」と呼ばれるダイナースクラブカード。

以下では、このクレジットカードのメリットを、3つの観点からご紹介します。

付帯保険が充実!

ダイナースクラブカードに付帯する保険は、他のクレジットカードと比較しても非常に充実しています。

付帯保険の一覧は以下の通りです。

「海外旅行傷害保険」
・付帯条件 : 自動付帯+利用付帯
・死亡、後遺障害 : 自動 → 最高5,000万円 , 利用 → 最高5,000万円
・障害治療 : 最高300万円
・疾病治療 : 最高300万円
・救援者費用 : 最高300万円
・賠償費用 : 最高1億円
・携行品損害(自己負担額): 最高50万円(年間最高100万円)

「国内旅行傷害保険」
・付帯条件 : 利用付帯
・死亡、後遺障害 : 最高1億円
・入院費用 : 1日あたり5,000円
・手術費用 : 最高20万円
・通院費用 1日あたり3,000円

「ショッピング保険」
・年間保証限度額(自己負担額) : 最高500万円(10,000円)
・補償期間 : 90日間

要約すると、

・海外旅行傷害保険は、自動付帯と利用付帯のそれぞれの合計で最高1億円
・国内旅行傷害保険は、利用付帯で最高1億円
・ショッピング保険は、最高500万円の90日間補償

となります。

付帯サービスも充実!

さすがは世界最高峰のステータスカード。

サービスは非常に充実しています。

1名分の料金が無料になるエグゼクティブダイニングを始めとするグルメ関連、空港ラウンジが無料で利用可能になるトラベル関連、健康や美容、生活を便利にするエンターテイメント関連、プライベートレッスン優待などがあるゴルフ関連など、非常に多くの充実したサービスが用意されています。

付帯サービスの一覧は以下の通りです。

・JALエービーシーご優待
・空港パーキングサービス
・空港前泊ホテルサービス
・空港特急列車サービス
・サンパーキング優待
・国内クラブホテルズ 旅の宿
・海外クラブホテルズ
・オンラインホテル予約
・Hotels.com 会員特別優待
・スモール ラクシャリー ホテルズ オブ ザ ワールド メンバーシップ優待
・リーダーズクラブ特別入会優待
・パッケージツアー割引
・オンラインツアー予約
・海外航空券情報
・オンライン国内航空券予約
・Hertzレンタカー優待
・タイムズカーレンタル優待
・タイムズカープラス(カーシェアリング)優待
・AVISレンタカー優待
・Dollar(ダラー)レンタカー優待
・海外トラベルデスク
・海外緊急アシスタンスサービス
・ホノルル Lea Leaラウンジ
・京都ホテル ウエルカムラウンジ
・おみやげ宅配サービス
・ダイナーストラベルギフト
・ダイナースクラブ ポイントモール
・ポイントアップ加盟店
・カンフェティチケットサービス
・銀座ショッピング優待プラン
・青山花茂フラワーサービス
・SPECIAL ITEM & STAY
・ベリー・ブラザーズ&ラッド ワイン特別優待
・ギルト 会員特別優待
・HANAHIRO CQ優待
・ベーゼンドルファー ピアノ調律料金優待
・コナミスポーツクラブ優待
・スパ優待
・ホテル内フィットネス 特別優待
・CLUB100 パーソナルトレーニング
・乗馬クラブクレイン 乗馬体験優待
・保険コンサルティングサービス
・デンタルケアサービス
・プライベート看護サービス
・アカデミーヒルズ ライブラリー特別優待
・リビエラマリンクラブ 会員特別優待
・ゴルフのプライベートレッスン優待
・ゴルフ練習場優待
・フィッティングサービス優待
・ゴルフコンペ プレープラン
・会員誌「SIGNATURE」

※各サービスの詳細については、ダイナースクラブカードのホームページをご参照ください。

ブラックカードへの道が開ける!?

・「ダイナースクラブカードを持っている=お金持ち」
・「ダイナースクラブカードを持っている=社会的信用がある」

このように判断されることが多いため、「女性や部下、取引先などにいい格好を見せたい」など、自己ブランディングを高めたい方にとっては、もってこいのクレジットカードと言えます。

例えるならば、ベンツやBMWなどの高級車に乗るような感じです。

また、ダイナースクラブカードを保有する隠れたメリットとしては、ダイナースクラブブランドのブラックカードである「ダイナースクラブプレミアムカード」(通称 : 黒ナス)所有への道が開けるということ。

このルートが現在、一番簡単にブラックカードを入手できるルートなので、「いつかはブラックカードを持ちたい!」という方は、まずはダイナースクラブカード所有から始めてみましょう。

では、どのようにすれば「ダイナースクラブプレミアムカード」を入手することが出来るのでしょうか?

それは、ダイナースクラブカードをとにかく買い物や公共料金の支払いで利用することです。

ダイナースクラブより「この人はブラックカード保有にふさわしい人だ」と判断されれば、晴れて「インビテーション」と呼ばれる招待状が三井住友トラストクラブより送られてきます。

最近では、ダイナースクラブカード所有から約1年でインビテーションが届くこともあるようです。

ダイナースクラブカードのデメリット

ダイナースクラブカードには、上記のような魅力的な特典がある一方、デメリットも存在します。ただ、ステータスカードである以上、仕方のないデメリットではあります。

以下では、このクレジットカードのデメリットを、2つの観点からご紹介します。

年会費が高い

前述の通り、ダイナースクラブカードの年会費は22,000円(税抜)です。

家族カードの年会費も5,000円(税抜)です。

しかし、ステータスカードである以上、そこケチるポイントでは無いように思いますが。笑

ダイナースクラブカードで得られるメリットと、年会費とを天秤にかけ、それでも作りたいという方は、是非とも作ってみてはいかかでしょうか。

他のブランドよりも、使える店舗が少ない

日本と世界全体におけるクレジットカードブランドの大まかなシェアは以下の通りです。

「日本のクレジットカードブランドシェア」
・VISA : 45%
・JCB : 32%
・Mastercard : 17%
・American Express : 5%
・Diners Club : 1%

「世界全体のクレジットカードブランドシェア」
・VISA : 56%
・Mastercard : 26%
・中国銀聯 : 13%
・American Express : 3%
・JCB : 1%
・Diners Club : 1%

数字で見ても、VISAが圧倒的なシェアを誇り、ダイナースのシェアは非常に少ないです。

そのため、ダイナースクラブカードは、非対応の店舗も多いということを念頭においた上で、発行するかどうかを検討していただければと思います。

ダイナースクラブカードを使おう!

これまでご紹介した通り、ダイナースクラブカードは、世界的に高いステータス、国内外350空港850ヵ所以上の空港ラウンジサービス、高級レストラン1名無料などのダイニング特典、最高1億円の海外・国内旅行保険、充実したT&Eサービス、が魅力的なカードです。

クレジットカードを選ぶ際の基準は人それぞれで、このクレジットカードのようにステータスを重視する方もいれば、ポイント還元率が高いクレジットカードが欲しいという方もいます。後者の方が、割合的には多いのではないかと思います。

クレジットカードは適材適所。

ポイント還元率で話をすれば、楽天でのお買い物には楽天カード、ドコモのスマホ料金の支払いにはdカード、が当然一番オトクです。

しかし、お店の数だけクレジットカードを発行していてはキリがないので、あなたの支出を振り返り、特に多いものに対してオトクなるクレジットカードを作るのが良いでしょう。

この記事を参考にしていただき、あなたのクレジットカードライフが実りあるものになることを願っています。

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