ANAマイルが貯まるJCBゴールドカード、JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブのメリットとデメリット

マイルが貯まって、ゴールドサービスを受けたいという方はいないでしょうか?

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブはその両方を兼ね備えたクレジットカードです。旅行関連サービスが付帯して、ポイントも貯まるゴールドカードです。

今回はそんなJCBゴールド/プラスANAマイレージクラブのメリットとデメリットをご紹介していきます。

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブの特徴

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブの特徴を簡単に説明すると
・ANAマイル交換もできるJCBゴールドカード
・空港ラウンジサービス
・家族特約付きの付帯保険
・Gold Basic Serviceが付帯
・加盟店利用でポイント2倍〜10倍

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブは2015年に開始した新しいクレジットカードです。JCBゴールドカードにANAマイルの交換機能が付帯したクレジットカードです。

ANAマイルの付与率は一般カードのJCB一般カードプラスANAマイレージクラブと同じです。

ANAマイルは1000円につき、3マイル付与されます。
マイル付与率は0.3%ということになります。

通常のANAカードのマイル還元率は1%なので、両者を比較するとマイルカードとしての魅力はJCBゴールド/プラスANAマイレージクラブにはありません。

また、付帯年会費が高いのも特徴です。JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブを選ぶならANAを使わなければ、JCBゴールドカードの劣化版になってしまいます。一般カードと同じくJCBゴールド/プラスANAマイレージクラブはポイントとマイルが半端になってしまっています。

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブを選ぶのであれば、半端になってもポイントとマイルの両方を取りたいという方におすすめです。

年会費を払えば毎年ANAマイルが付与され、JCBオリジナルシリーズを利用することができます。

ポイントとマイルの2つを重視したいという欲張りな方におすすめのクレジットカードです。

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブのメリット

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブのメリットはJCBゴールドの機能とANAマイル機能を同時に使えるという点です。2つともブランド力があるため、付帯するサービスは充実しており、レストランや旅行で優待特典を受けることができます。

還元率

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブの還元率は JCBゴールドカードと全く同じ還元率です。

通常の還元率は0.5%です。いくつか条件を満たすことで還元率はドンドン上がっていきます。

・JCBスターメンバーズによって ポイント還元率が最高0.8%までアップ
・海外利用でポイントが通常の2倍サービス
・JCBオリジナルシリーズパートナーの店舗ではポイントが2倍〜10倍
・Oki Dokiランドでネットショッピングするとポイントが最大20倍

JCBスターメンバーズは以下のようになります。

スターβplus 年間利用金額50万円以上で1000円利用で1.2ポイント
スターαplus 年間利用金額100万円以上で1000円利用で1.5ポイント
ロイヤルαplus 年間利用金額300万円以上で1000円利用で1.6ポイント

そのため、基本的に還元率は0.5%〜0.8%になります。

JCBオリジナルシリーズパートナーに加盟している店舗は以下の通りです。
・スターバックス
・Amazon
・セブンイレブン
・昭和シェル
・高島屋
・ビックカメラ

ANAマイルの付与率

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブにはANAマイルが付与されます。
1Oki Dokiポイントで3ANAマイルに交換できます。
1Oki DOkiポイントは1000円ごとにANAマイルが貯まります。

そのため、JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブのANAマイル還元率は0.3%です。

JCBスターメンバーズで還元率を0.8%にあげた場合、ANAマイルの付与率は最大0.48%になります。

ただし、注意する点としてはANAマイルのレートが良くないということです。
ANAカードであれば通常のマイル付与率が1%になっています。

1000円で10マイルがたまるのと比較すると、JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブでマイルを貯めるのは効率が良いとは言えません。

ANAマイルを貯める目的で選ぶのにはおすすめできません。

年会費

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブの年会費は10,000円です。

オンライン入会をするおと初年度は年会費無料となりますが、翌年度から年会費は発生します。

家族カードの年会費は、1人目は無料ですが2人目以降は1000円の年会費が必要です。ゴールドのサービスを家族であれば1000円で利用できるのはお得なサービスです。

ETCカードの年会費は無料です。お金がかからないので、今までETCカードを持っていなかったと言う方は、これを機に入会してみてはどうでしょうか?

ポイントの使いやすさ

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブで貯めたポイントは「Oki Dokiポイントプログラム」です。

有効期限は2年間、商品券や各種ポイントに交換することができます。
ポイント交換先は多くありますが、その中でも還元率が良い交換先と悪い交換先があります。

おすすめは還元率が0.5%の以下の交換先です。
・JCBギフトカード
・nanacoポイント
・WAONポイント

貯めたポイントの交換先は豊富にあります。使い勝手は困らないでしょう。
どれにしようか決まらないという方はnanacoがおすすめです。

多くの店舗がnanacoに対応しているので、持っていればコンビニやスーパーマーケットで使う機会があると思います。

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブはポイントの他にもマイルに交換することができます。Oki Doki1ポイントで3ANAマイルに交換できます。

国際ブランド

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブで利用できるのは名前の通りJCBのみです。

日本国内であればJCBは問題ありませんが、外国では日本ほどJCBに対応している店舗は多くありません。

例外として日本人観光客がよく訪れる都市では JCBを使うことができます。ホノルル、ロサンゼルス、ニューヨーク、ソウル、上海、バンコク、シンガポール、パリ、ロンドンといったメジャーな観光地では JCBでも問題はありません。

付帯保険

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブは付帯保険も魅力的です。

海外旅行傷害保険は自動付帯では最高5000万円、利用付帯では最高1億円。さらに家族特約が付いて、最高1000万円の補償が付帯します。

日本と違い外国では事故や病気などのトラブルの危険性が高まります。そして、日本では考えられないような高額な医療費が病院で請求されることがあります。

数日入院しただけで数十万円も請求された人、海外で急に手術をすることになり100万円以上の請求をされたという話も聞きます。

そういった国に保険なしで訪れるのは、とても怖いので付帯保険があるJCBゴールド/プラスANAマイレージクラブはとても安心です。

国内旅行傷害保険は自動付帯で最高5000万円です。

海外のみならず国内でも旅行傷害保険が付帯します。旅行でよく訪れるキャンプ場やトレッキング、海水浴やプールでは事故が絶えません。万が一に備えて、国内旅行傷害保険が降りるのは嬉しいですね。

さらに自動付帯なので、わざわざクレジットカードで決済せずとも利用しただけで保険金がおりてきます。

JCBゴールド専用デスク

JCBゴールド会員のみが利用できる専用デスクです。

通話料金は無料で、カード関連の問い合わせがいつもでできます。

人間ドックサービス優待価格

提携している医療機関であれば、人間ドックが優待料金で利用できます。
日頃から病院に行けていない、健康に気をつけていないという方は人間ドックを気軽に利用してみましょう。これを機会に体のことを気遣ってみるといいと思います。

ドクターダイレクト24

国内で利用できる、医者や看護師に無料で医療相談できるサービスです。

24時間365日いつでも対応しているので、気軽に健康、介護、育児、病気に関する相談を行うことができます。

健康チェックサービス

ちょっと気になる症状があっても忙しくて病院に行く時間がないという方でも利用できます。例えば、鼻づまりや喉の調子がおかしい方は痰を郵便で郵送して自宅からでも医者や看護師からアドバイスをもらえます。必要であれば病院の紹介をしてもらえます。

これも優待料金で利用することができます。

JCBのお金相談ダイヤル

普段の暮らしに関わる年金や税金、資産運用といった難しい話を電話相談で行うことができます。

通話では希望によっては税理士、ファイナンシャルプランナーへの電話相談もできます。

JCBトラベル Oki Dokiサービス

JCBトラベルデスクで海外旅行や国内旅行のパッケージを申し込み、決済を JCBにするとOki Dokiポイントが3倍〜7倍になります。

大手旅行会社のパッケージに対応しています。
・ルックJTB
・エース JTB
・ホリデイ 近畿日本ツーリスト
・メイト 近畿日本ツーリスト
・JALパック
・ANAハローツアー
・ANAスカイホリデー
・マッハベスト 日本旅行
・赤い風船 日本旅行

期間限定のキャンペーンにもサービスが適用されていることもあるので、行きたい旅行があれば適用範囲内かチェックしましょう。

また、カード会員が旅行に参加せずとも適用されます。

ディズニートラベル特典

JCBトラベルデスク経由で優待を受けることができます。

東京ディズニーリゾートに宿泊するエースJTBに申し込み、JCBカードで決済をすると貰えるポイントが10倍になります。

このサービスは本会員ではなく家族会員だけの参加でも適用されます。

国内宿泊オンラインサービス

JCBトラベル提携のオンライン予約サービスです。
国内宿泊オンラインというJTBのサービスを経由してホテルを予約、JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブで決済すると貰えるポイントが通常の5倍になります。

現地で支払っても適用されないので、必ず予約時にインターネットで支払うようにしましょう。

手荷物宅配無料サービス

JCBトラベルデスクで海外パッケージツアーを申し込み、 JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブで決済すると手荷物宅配無料券が片道分1枚もらえます。

疲れて帰国したときに、スーツケースが邪魔に感じる方、子連れで旅行して子供の面倒を見ないと行けない方には嬉しい特典です。

ただし、このサービスが適用されるには総額5万円以上の利用とサービス対象のパッケージである必要があります。

海外ホテルオンライン予約サービス

JCBトラベル提携のオンライン予約サービスです。

さらにJHCの海外ホテルオンライン予約またはアップルワールド経由で予約、決済をJCBゴールド/プラスANAマイレージクラブにすると、貰えるポイントが12倍になります。

空港ラウンジサービスが付帯

国内の主要空港、海外ではホノルル国際空港で空港ラウンジを利用することができます。
空港ラウンジはロビーと違い、ゆったりできるスペースです。

ラウンジのなかでは軽食や飲み物が利用でき、WiFiや電源プラグも利用できるので搭乗までの時間をリラックスして過ごすことができます。

利用できる空港は以下の通りです・

新千歳空港「スーパーラウンジ」
函館空港ビジネスラウンジ「A Spring.」
青森空港「エアポートラウンジ」
秋田空港「ロイヤルスカイ」
仙台空港「ビジネスラウンジEAST SIDE」
仙台空港「ビジネスラウンジWEST SIDE」
新潟空港「エアリウムラウンジ」
成田国際空港第1ターミナル「IASS EXECUTIVE LOUNGE(アイ・エー・エス・エス エグゼクティブ ラウンジ)1」
成田国際空港第2ターミナル「IASS EXECUTIVE LOUNGE(アイ・エー・エス・エス エグゼクティブ ラウンジ)2」
羽田空港 第1旅客ターミナル「エアポートラウンジ(中央)」
羽田空港 第1旅客ターミナル「エアポートラウンジ(北・南)」
羽田空港 第2旅客ターミナル「エアポートラウンジ(南)」
羽田空港 第2旅客ターミナル「エアポートラウンジ(北)」
羽田空港 第2旅客ターミナル「エアポートラウンジ(北ピア)」
羽田空港 国際線旅客ターミナル「SKY LOUNGE」
羽田空港 国際線旅客ターミナル「SKY LOUNGE ANNEX」
中部国際空港「プレミアム ラウンジ セントレア」
富山空港ラウンジ「らいちょう」
小松空港「メンバーズラウンジ」
伊丹空港「ラウンジオーサカ」
関西国際空港「KIXエアポートラウンジ」
関西国際空港カードメンバーズラウンジ「六甲」「アネックス六甲」「金剛」
関西国際空港カードメンバーズラウンジ「比叡」
神戸空港「ラウンジ神戸」
岡山空港「ラウンジ マスカット」
広島空港「ビジネスラウンジ もみじ」
米子空港「ラウンジ DAISEN」
山口宇部空港ラウンジ「きらら」
高松空港ラウンジ「讃岐」
徳島空港「エアポートラウンジ ヴォルティス」
松山空港「ビジネスラウンジ」
福岡空港「くつろぎのラウンジTIME」
北九州空港「ラウンジ ひまわり」
大分空港「ラウンジ くにさき」
長崎空港「ビジネスラウンジ アザレア」
熊本空港「ビジネスラウンジ」
鹿児島空港「スカイラウンジ 菜の花」
那覇空港「ラウンジ華~hana~」
ハワイ・ホノルル国際空港「IASS HAWAII LOUNGE(アイ・エー・エス・エス ハワイ ラウンジ)」 京爛漫

京爛漫

京都の観光やグルメ情報が満載のJCBオリジナルのガイドブックを利用できます。

沢山の見所がある京都ですが、そのなかから厳選したスポットを紹介しています。
JCBのおすすめ旅館、レストラン、お土産店では優待価格で買い物ができます。

ハーツレンタカーサービス

ハーツレンタカーを優待価格で利用することができます。

普段から自動車を持っていない方は遠方にアクセスする際や地方の交通の便が悪い場所に行く時にレンタカーを使いましょう。

必要なときにレンタカーを使うようにすれば、自動車を持つとコストになるメンテナンス費用や駐車場代を削減することができます。

JCBゴールドグルメサービス

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブの会員は全国のレストランでは割引価格の食事を楽しむことができます。

どのレストランも高級で厳選されたものばかりです。

大切な日や重要な商談があるときにグルメサービスを使ってみるといいでしょう。

ゴールドフラワーサービス

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブの会員が指定した場所に花を届けてくれるサービスです。

自宅に限らないので、大切な方へのプレゼントとして送ってみてはどうでしょう?
通常価格の5%オフで利用できるので、普通に買うよりもお得です。

JCBゴールド ゴルフサービス

ゴルフのコンペ開催やゴルフ場の手配をしてくれます。

社会人になれば接待でゴルフに行くこと、友人とゴルフに行くこともあるでしょう。
そういった方に嬉しい特典です。

また、JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブのゴールド会員限定の優待プランもあります。

会員情報誌 THE GOLD

毎月、会員にのみ情報が乗った旅行誌が届きます。
内容は海外旅行の特集(レストラン、ホテル、おすすめスポット)、JCBプレミアムカード限定イベント情報、ミュージカルやコンサートのチケット情報です。

毎月JCBプレミアムカード会員限定でコンサート、ミュージカル、演劇、歌舞伎などの良席を優先して買うことができるサービスが付帯しています。

普段から劇場に足を運ぶ方は、是非とも利用してみたいサービスです。

デメリット

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブのメリットばかり紹介しましたが、ここからはデメリットも紹介していきます。メリットとデメリットの両方をしっかりと理解して、自分にあったクレジットカードを選んでください。

マイル還元率が悪い

クレジットカードを選ぶ基準がマイルであればJCBゴールド/プラスANAマイレージクラブはコスパが悪いと言わざるを得ません。

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブはマイル還元率が通常のANAカードの3分の1以下です。

純粋にマイルを集めたいだけなら、ANAの一般カードにすると年会費も抑えられてマイルも貯まりやすくなります。

サービスを使いこなせない事がある

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブは確かにサービスが充実していますが、使いこなすのは少し難しいです。その理由は高級レストラン、ディズニーランド、海外旅行といったお金のかかるものが優待サービスを受けられるからです。

普段からそのような場所に行かない方は、折角のサービスも利用できず年会費が無駄になってしまいます。年会費がもったいないからといって、訪れても年会費以上のお金がかかるので自分の財布に見合ったクレジットカードなのか考えてから入会しましょう。

インビテーションがもらえない

JCBカードを使い続けると上位カードを利用できるインビテーションを貰うことができます。

残念ながらJCBゴールドカードは上位カードのインビテーションをもらえますが、JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブはJCBゴールド・ザ・プレミアムのインビテーションの対象外です。

上位カードを目指すのであれば、JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブはおすすめできません。

JCBゴールドより年会費が高い

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブは JCBゴールドよりも年会費が高くなります。

サービスの内容はほぼ変わらず、 JCBゴールドの方が少し充実しているといった感じです。

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブに入会する前にJCBゴールドの内容と比較して、どちらが自分に合っているか考えて入会しましょう。

まとめ

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブはマイルを貯められる JCBゴールドカードです。

クレジットカードの内容は JCBゴールドの内容とANAマイレージが付いたという感じです。正直なところ、JCBゴールドと比較すると若干見劣りする内容です。

JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブを考える方は JCBゴールドカードと比較してみると、どちらが自分に合っているかわかると思います。

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